ひえだTOPICS

終の棲家を求めて

東京もやっと秋らしい風が吹いて、大分過ごし易くなりました。

ご利用者様は、『もう一度、北海道に住む甥御様に逢いたい』と懇願する生涯独身の女性のお話になります。
最近は、食事もままならず、衰退されていくのが目に見えてわかるようなご体調です。
車椅子での移動は可能ですが、適宜、吸引が必要です。
甥御様もなかなか上京することができない為、そばで過ごすことを望まれました。

この希望を叶える為にご尽力された方は、都内で身元保証サービス等を営む会社の方でした。
(お話の便宜上、この方をA氏と呼称させていただきます。)
今回のご利用者様のような長距離移動には、医療や法等の壁があり、なかなか実現できません。
A氏は、ご利用者様のご担当医師のご協力を得て実現させました。

都内の陸路搬送は、弊社が請負、北海道の陸路GRIN様のご協力をいただきました。

航空便は、A氏がAIR DO様に車椅子席の確保して頂き、少なからず航空便搬送の経験がある弊社が、吸引器の機内持ち込み申請致しました。
以前、ご紹介させていただきました(今回は、ANA様)SPECIAL ASSISTANCEを今回も利用しました。


A氏のこのプロジェクトに微力ながら協力できたことを嬉しく思います。
ご協力いただきました方々に心より感謝申し上げます。

ご本人もご家族もご希望されている終の棲家で生涯を過ごすことが、もっと叶うことを切に願います。